2205年

2月19日:シリウス(Sirius)星系第三惑星の地表を光学スキャンしたところ……

光学スキャンは、Sirius IIIの地表のところどころに、異常に植生豊かな地点があることを示している。

居住可能な惑星か!? 地表面ギリギリまで接近してみたところ、このような環境だった。

のちの惑星パルメレンドである。

3月2日:「ゲノムマッピング」研究完了。

その結果、POPの成長速度が+10%になった。つまり人口増加率が10%になったと考えていいのだろうか。

4月1日:地球で「大スラム」の除去プロジェクトを発動。

この地域は、貧困層や漂泊者が大量に住み着いた、広大なスラムと掘立小屋の街に覆われている。このままでは社会に何の恩恵ももたらさないだろう。

9月9日:シリウス星系からシニック(Schinik)星系に移動した調査船スカウトが、異星人艦隊と遭遇。

ファーストコンタクトになるわけだが、どうも友好関係を結べるような雰囲気ではない様子だ。

相手艦隊の軍事力(攻撃力と防御力の推定合計値)は752。現時点での国際地球連合の軍事力では、到底太刀打ちできない。

11月17日:調査船スカウトはイグラルビス(Eglrarvis)星系でも異星人と遭遇した。無事に回避できたものの、シリウスに隣接する二つの星系に敵対的異星人が居座るという、あまり歓迎できない状況になっている。

12月3日:イオアフラルビス(Eioafrarvis)星系でアノマリー発見。

興味深い発見だが、失敗リスクが40%と高いので、当面は放置。