2200年

1月1日:初の有人恒星間航行。ゴッダード(Goddard)級調査船パイオニア(Pioneer)がアルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)星系に向けて進発。調査団のリーダーはジェラルド・メンデス(Gerardo Mendez)30歳。新進気鋭の考古学者。

一方、ジョーダン(Jordan)級建設船アトランティック(Atlantic)はエネルギー資源を採掘するステーション建設のため、水星(Mercury)に向かう。

1月16日:建設船アトランティックが水星の衛星軌道に到達。採掘ステーションの建設を始めた。

3月24日:調査船パイオニアから「ハイパーレーンのアルファ・ケンタウリ星系側に到達。これより調査を開始する」との通信あり。

4月26日:水星での採掘ステーション建設完了。

さらに建設船アトランティックは、小惑星2パラス(2 Pallas)で鉱物用の採掘ステーションを、木星(Jupiter)の衛星ガニメデ(Ganymede)で工学研究用資源を得るための研究ステーションを建設し、その後、調査船の後を追うようにアルファ・ケンタウリに向かう予定。

5月17日:調査船パイオニアがアルファ・ケンタウリ星系第4惑星aでアノマリー発見。考古学者のジェラルド・メンデスとしては腰を据えて調査したいところだろうが、ここは先を急ぐ。

8月23日:何とアルファ・ケンタウリ星系第1惑星にて異種生命を発見!

UNS PioneerはAlpha Centauriで驚くべき発見をした。惑星は異種生命で満ちあふれていたのだ!史上初めて、我々はEarth在来のものではない生命に遭遇した。この驚くべき発見は、我々はこの宇宙で孤独なのだと信じていた者たちを沈黙させた。Alpha Centauri Iで知的生命は見つからなかったが、遭遇するのはおそらく時間の問題だ。

我々は初めての植民地にふさわしい候補地を調査し終えた。この星は我々の母星を同じ惑星種類で、入植者にとっても快適に違いない。

アルファ・ケンタウリ星系第1惑星のタイル数は13で、そのうち4つを「有毒海藻」や「鬱蒼としたジャングル」に覆われているが、近い将来に除去技術は確立されるだろう。ベザリアン石が採れるのも大きなメリットだ。

ベザリアン石…この珍奇な石は隕石衝突によって様々な星に堆積している。この石の燃焼速度はすこぶる遅く、きわめて能率に優れたエネルギー資源だ。

12月6日:アルファ・ケンタウリ第3惑星でアノマリーを発見。失敗リスクが高いので、これも当面放置。