究極のエンターテイメント・プラットフォーム「Steam」で販売されている「Stellaris」。未来の宇宙を舞台にしたストラテジーゲームです。

ここ半月ばかり完全にハマってしまって、すでにプレイ時間は100時間超過。ようやくアウトラインがつかめてきたので、じっくりやり込みつつ、きちんとしたAAR(「After Action Report」または「After Action Review」の略。要するにプレイレポート)を作ってみようと思い立ちました。とはいえAARについては、今まで幾度となく「やるやる詐欺」状態になっていて、まともに完結させたことがないのですが……。

SFの世界を鮮やかに描き出す自信もないので、愛読書にして名作の『銀河英雄伝説』(田中芳樹著)の設定や、ゲーム開発用に購入した『ゲームシナリオのためのSF事典 知っておきたい科学技術・宇宙・お約束110 』の内容も参考にしつつ、行けるとことまで頑張ってみます。

銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)
田中 芳樹
東京創元社
売り上げランキング: 41,824
ゲームシナリオのためのSF事典 知っておきたい科学技術・宇宙・お約束110
SBクリエイティブ (2015-03-17)
売り上げランキング: 25,516

2039年

「13日間戦争」勃発。北方連合国家(Northern Condominium)と三大陸合衆国(The United States of Eurafrica)による全面核戦争である。これにより、地球の人口は10億人前後にまで減少することとなった。

2129年

人類初の統一政体である「国際地球連合(United Nations of Earth)」が成立。

時の連合政府首相はアクシャラ・デーシュムク(Akshara Desmukh)47歳。おそらくインド系と思われる。政体は道徳民主制で、政府の志向として平等主義・平和主義・物質主義を掲げている。詳細は次のとおり。

■平等主義
  • 政治体系の独裁制が選択不可能
  • 生活水準の天上人が選択可能
  • 完全な市民権を持つ種族の生活水準を貧困に設定することはできない
  • 派閥から得る影響力:+15%
  • 消費財コスト:-10%
■平和主義
  • 政策の無制限戦争が選択不可能
  • 軌道爆撃の無差別爆撃が選択不可能
  • POPの資源産出:+5%
  • 直轄星系:+2
■物質主義
  • 生活水準の学術特権が選択可能
  • 政策の人工知能の非合法化が選択不可能
  • 政策のロボット労働者の非合法化が選択不可能
  • ロボティクス維持費:-10%
  • 研究速度:+5%

国是は……

■自由の灯台
  • この社会は暗闇の海に光り輝く灯台だ。独立と個人の自由が最も尊重されている。
  • 月間統合力産出:+15%
■理想主義の基盤
  • この社会は、強い理想主義敵価値観に基づいて設立された。現在の政府がその理想に忠実であるかに関わらず、人々は理想を忘れていない。
  • 市民POP幸福度:+5%

「POP」はゲーム内で人口を表す指標。このAARでは1POP≒10億人で換算することにする。現時点での地球(Earth)では8つのタイルにPOPが配置されているので、人口は約80億人としておこう。

なお、地球は16タイルで構成されるので160億人まで許容可能。多すぎるとも感じるけど、ハイテクを駆使した農業技術(水耕栽培)が普及しているらしく、“超”効率的な食糧生産が可能になったということで……。

ちなみに地球の傍らには、ちゃんと月(Luna)も描かれています、“不毛の星”として。

テラフォーミングあるいはドーム方式を採用して、何とか居住できるようにならんものかな。そうなったら、月の土地の所有権を活用できるのに……。

種族はもちろん人類。「知的」で「大陸を好む」とされている。

2166年

ハイパードライブ航行(超光速航行)に初成功。アントネル・ヤノーシュ博士をチーフとする宇宙省技術局スタッフは全人類の英雄となる。ハイパードライブ航法は2197年に完全実用化。

星系間を分かつ莫大な距離を克服するため、我々の科学者はハイパードライブを開発しました。この装置はハイパーレーンに繋がれた星系間を、光を超える速度で航行することを可能にします。ハイパーレーンを通る航行は極めて高速ですが、恒星間の航行は銀河のハイパーレーン網に沿って制限されています。ハイパースペースへの安全な航行は、天体の重力井戸による不安定な影響を避け、星系の端でのみ可能です。